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「母べえ」の時代

きのう「母べえ」を観にいってきました。
吉永小百合さんがステージあいさつするということでしたが、その時間帯はさけて夜の部に参加しました。それでも7割くらい。昼の2回は彼女があいさつしたのだから、満杯だったことが予想されます。
近視なのでメガネをもってはいりましたが、あほなことに中身は車においてきたまま。
仕方ないから、前列から4列目(みんな前列は遠慮したのか、4列目までは空席でした。したがって最前列)に座りました。

時代は昭和15年2月から。
いきなりドイツ文学者の「父べえ」が治安維持法容疑で逮捕されます。
理由は「支那事変」についての論説がひっかかったようです。

「父べえ」は結局、昭和17年1月に獄死するのですが、
それまでの日本がていねいに描かれていました。

でんでん演じる常会会長の
「ドイツがヨーロッパを占領して、日本がアジアを占領して、そしてドイツと日本が世界の支配者をかけて戦争し、日本が勝って世界の主人になるのだ」との発言、
いまなら笑えますが、大なり小なりあの当時の日本人の多くはそんな誇大妄想を真剣に抱いていたのです。

「贅沢は敵だ」キャンペーンでつるし上げられる「奈良のおじさん」(笑福亭鶴瓶)。
そんな人が正直に生きられない時代だったのです。

「父べえ」が治安維持法違反で逮捕されたころは、次のような時代でした。
---------------
昭和15(1940)年2月2日、衆議院で民政党の斉藤隆男代議士は、軍部の政治介入を批判する「支那事変処理に関する質問演説」を行なった。軍部とそれに迎合する議会の時局同志会、政友会「革新派」(中島派)、社会大衆党は強く反発、3月7日に議員の圧倒的多数の投票(除名賛成二百九十六票、反対七票、棄権百四十四票)で斉藤隆男を衆議院議員から除名した。「議会の自殺」である。

2月10日には「日本書紀」「古事記」の物語がフィクションであることを学問的に明らかにした津田左右吉早稲田大学教授の「古事記及び日本書紀の研究」「神代史の研究」「日本上代史研究」「上代日本の社会及思想」の四冊を政府は発売禁止処分にした。のちに津田と出版元の岩波茂雄は出版法違反で起訴され、昭和17年(1942)年に有罪判決をうけた(1944年に免訴)。

3月9日衆議院は「聖戦貫徹決議」を可決、25日には民政党議員をのぞく議員で聖戦貫徹議員連盟が結成された。

ヨーロッパでは5月10日、ドイツ軍がベルギー、オランダに侵攻、12日にはフランスにも侵攻してベルギー、オランダは同月降伏、フランスも6月22日に降伏した。ドイツの電撃作戦である。この勝利に幻惑された近衛文麿前首相は、枢密院議長を辞任し6月25日新体制運動を提唱した。「バスに乗り遅れるな」が合言葉となった。

衆議院で二百名をこえた聖戦貫徹議員連盟は、各政党にたいして解散の働きかけをおこなった。7月6日の社会大衆党の解党を始まりに8月15日の民政党主流派解党まで全政党が解散、労働団体などもそれに続いた。

米内内閣を退陣に追い込んだ陸軍の支持を受けた近衛は、7月22日、第二次近衛内閣を組閣した。

内務省は9月11日に「部落会、町内会、隣保班、市町村常会整備要綱」を各都道府県に訓令した。またたくまに市町村行政の下請け機関としてこれらの会が整備され、さらにこの下部組織として十世帯~二十世帯単位の隣組が組織された。国民はこれらを通じて相互に監視しあい、配給となった生活必需品は隣組を通じて行われ、個人生活まで支配する体制がいっそう整備された。27日には日独伊三国軍事同盟が結ばれた。
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まさに狂気の時代ですが、そうした時代は一気に出来上がったのではありません。
そこに至るまでに徐々につくられたものがあります。

そのとき、どうたたかうかそれが問われていると思います。
この映画をみながら、陽の目をみない映画のことを思い、そんなことを考えました。
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