宮沢喜一元首相がなくなりました。
老衰ということですが、87歳だからまだそんな歳ではないのにと思いました。
まず、冥福をお祈りしたいと思います。
宮沢さんは自民党の第15代総裁でしたから、
徳川第15代将軍・慶喜とよくなぞらえられたといいますが、
実際、彼は不信任を突きつけられ、国会を解散したものの
自民党が下野しましたからそうなりました。
それから細川政権、羽田政権をへて、村山内閣で自民党はふたたび政権につきますが、わたしはいまの自民党と宮沢さんまでの自民党は異質な政党になったのではないかと思っています。
不破さんも同じような感想を持っているようですが、
それまでの自民党は、民主主義をわきまえた保守政党で
国会審議をまがりなりにも大切にしていました。
そして、それぞれの国会議員がそれなりのポリシーを持っていたと思います。
父親のいとこである大西正男元郵政大臣にも、そういうものを感じていました(大西正男さんのことについては稿を改めて書こうとおもいます)。
しかし、いまの自民党にはそうしたものを感じません。
なぜか?
いろいろあると思いますが、なんと言っても「もう二度と下野しない」ということがこの党の党是になってしまっているのではないでしょうか。
それに小選挙区制という制度が、政治家そのものを目先の利益に走らせ、「政治屋」にさせていることも原因の一つだと思います。
主義主張は関係なく、とにかく政権につく、そのためには何でも有り――それがいまの自民党なのではないでしょうか。
いまの国会をみているとそんな気がしてなりません。
こんどの参議院選挙は、そうした自民党に痛打をあたえる絶好の機会です。
ちょうど投票日まで一ヶ月、頑張らねばと思います。